姫路市議会 2022-06-16
令和4年6月16日厚生委員会−06月16日-01号
現在そのような問題は発生していないが、今後、墓じまいや墓地の
維持管理の問題が出てくると考えられるため、この機会に開催している。
◆要望
墓地について、困っている人の声を聞く機会が増えている。本市の方向性が決まれば、しっかりと広報・周知してもらいたい。
◆問
公費負担医療対象者の
高額介護サービス費の
算定誤りについて、同じ
システムを使っている他都市でも発生しているのか。
◎答
そのとおりである。
厚生労働省からは、全国の自治体の3分の2ほどが該当していると聞いている。
◆要望
再発防止策に仕様内容を十分に確認し、チェックを強化するとあるが、人がつくる
システムに完璧なものはないので、誤りが発生した場合にも適切な対応ができるように取り組まれたい。
◆問
システムを導入した平成29年4月まで遡及して
追加給付を行うとのことであるが、既に亡くなっている人がいるのではないのか。
その場合どのような対応になるのか。
◎答
現在、既に亡くなった人は、37人と把握している。
対応は、
住所地に案内文を送付し、相続人がいる場合、希望口座を確認し
追加支給額を入金する。
案内文が届かない場合は、相続人を調査してから同様の対応を行う。
◆要望
相続関係でトラブルとならないよう丁寧に対応してもらいたい。
◆問
(仮称)
母子健康支援センターに和室や更衣室は設けないのか。
◎答
和室は事業の中で必要があれば、プレイルームに畳を敷くなどの対応を考えていきたい。
また、市民用の更衣室は設けていないが、複数ある相談室が利用できると考えている。
◆問
発達障害を抱え知覚や感覚が過敏となっている子どもの場合、畳があったほうがよい等のいろいろな発想があるので、柔軟な対応をしてもらいたい。
また、性被害の証拠保全として着替えが必要な場合などのことを考えると、更衣室を整えておいたほうがよいと思うが、どうか。
◎答
運用面で検討していきたい。
◆問
動物保健センターについて、保健所の利用者の中には、
動物アレルギーを有する人もいると思われるが、どのように配慮していくのか。
◎答
それぞれの
施設利用者が交錯することがないような動線を確保していきたい。
◆要望
案内表示は丁寧で分かりやすいものにしてもらいたい。
◆問
HPVワクチンの
キャッチアップ接種の
対象者数はどれくらいなのか。
◎答
2万50人である。
◆問
非常に多いがスムーズな接種ができるのか。
◎答
基本的に時期を限らず接種できるため、接種日を分散することで、スムーズな接種ができると考えている。
◆要望
新型コロナウイルスワクチンも含め、様々な
ワクチン接種の呼びかけがあれば、それを忌避する人も出てくると思うので、丁寧に説明してもらいたい。
◆問
新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、若年層の接種率が低い原因を把握しているのか。
◎答
若年層は
重症化リスクがほとんどなく、特に
オミクロン株の場合はほとんど症状がない。一方、
ワクチン接種により副反応が出るため、メリットとデメリットを比較して接種が進まないものと考えられる。
◆問
若年層には、既に感染したため接種の必要はないと考える人もいると思うが、どうか。
◎答
罹患直後の接種は控えてもらうが、それ以降の接種は可能であると案内している。
◆要望
接種の必要はないと考えている人もいるので、しっかりと広報・周知してもらいたい。
◆問
地域包括支援センターの公募について、5年ごとの見直しを基本にしているとのことであるが、どれくらい
入れ替わりがあるのか。
◎答
前回5年前の見直し時に、新規で1か所入っている。その前の10年前には、2か所の
入れ替わりがあった。
◆問
姫路市墓地、埋葬等に関する条例について、
自治会所有の墓地にも影響があるのか。
◎答
墓地の
維持管理体制が整っていないところには、
管理委員会の設置等を依頼していく必要がある。
◆問
墓地の面積変更時などは、市と協議が必要になるのか。
◎答
できるだけ自治会に負担が生じないようにしっかりと検討していきたい。
◆問
現在、食料品等の価格が高騰しているが、(仮称)
母子健康支援センター新築工事においては、建築資材の
価格高騰による議決更正が必要とならないようにしてもらいたいがどうか。
◎答
工事費に影響する可能性も考え、
価格変動を想定した契約としていきたい。
◆問
令和5年度以降の
地域包括支援センターの配置方針について、適した施設があれば
公共施設内に設置ができるように努めていくとのことであるが、必要な
スペースを確保できるのか。
◎答
公立施設数の増加が見込めないため、
スペースの確保も簡単ではないと考えているが、支所や出張所において遠隔窓口の試験実施を行うと聞いており、併せて検討していく必要があると考えている。
◆問
住民税非課税世帯等に対する
臨時特別給付金について、
家計急変世帯に対するものは、申請が約300件、支給済が約100件となっているが、残りの200件はどのような状態なのか。
◎答
現在のところ、200件のうち100件は支給済であり、審査手続中のものが50件から60件程度ある。その他は、要件等の関係で不支給となっている。
◆要望
家計が急変し大変困っている世帯なので、できるだけ早く
給付事務を進めてもらいたい。
◆問
保健所の1階部分は非常に閑散としているので、大
規模改修時には、受付や市民の
休憩スペース等を設けて、もう少し親しみやすい場所にしてもらいたいが、何か考えはあるのか。
◎答
現在1階には、
中央保健福祉サービスセンターや子どもの
事故予防広場を設置しており、今回の大
規模改修においては、窓口機能の1階への集約を検討しているが、かなりの額を要するため、費用対効果を見定めた上で対応したい。
◆問
特定個人情報保護評価書の
パブリック・
コメントについて、氏名・性別・生年月日・
住所と
予防接種歴、後遺症の有無等の情報を一元管理するメリットはあると思うが、
情報流出のリスクはどのように考えているのか。
◎答
システム運用のリスクには十分注意して対応していきたいと考えている。
◆問
公費負担医療対象者の
高額介護サービス費の
算定誤りについて、どの予算科目から追加支給するのか。
◎答
高額介護サービス費から追加支給し、財源は
特別会計で対応したい。
健康福祉局終了 12時13分
休憩 12時13分
再開 13時13分
【
予算決算委員会厚生分科会(
健康福祉局)の審査】
市民局 13時25分
職員紹介
前回の
委員長報告に対する回答
・
男女共同参画に関する市民・
職員意識調査の結果について、
男女共同参画社会基本法の施行後23年が経過していることから、それ以降に生まれた若い世代において
男女共同参画に関する意識がどのように変化しているのかなど、知見を有する外部の
専門家等の意見も聞きながら丁寧に調査結果を分析されたいことについて
意識調査の結果の分析については、
学識経験者等により構成された姫路市
男女共同参画審議会の委員の意見を聞いている。
今後、
プラン策定作業を進める中で、多方面から集約した意見も参考にしながら、丁寧に分析し、その分析の内容を踏まえて、若い世代の意識変化にも着目しながら、新たな
男女共同参画プランを策定していく。
・姫路市
パートナーシップ宣誓制度(案)に関する
市民意見(
パブリック・
コメント)の募集結果について、提出された
市民意見の約半数が制度に反対するものであることから、意見をしっかりと受け止めるとともに、
当該制度への理解が深まるよう、十分な啓発を行われたいことについて
市民意見(
パブリック・
コメント)の募集結果をしっかりと受け止めながら、制度の周知啓発を図っていきたいと考えている。
制度の施行前の取組としては、関係職員等や
関係団体への研修及び周知を進めてきた。
制度の施行後は、職員研修時の啓発及び市内金融機関、医療機関さらには不動産団体等関係企業に対する啓発チラシの配布を行っている。
さらに今後は、職員及び教職員にはチラシの配布及び研修の実施、広報ひめじ6月号、8月号への掲載、人権イベント時の啓発、庁内モニターやショッピングセンターのモニターでの制度周知を実施するなど、引き続き、性的マイノリティの方々が、自分らしい生き方ができる
まちづくりが実現できるように取り組んでいく。
なお、本年5月末時点での申請は6組であった。
報告事項説明
・(仮称)姫路市個人情報の保護に関する法律施行条例の骨子(案)に係る
市民意見(
パブリック・
コメント)の募集について
・(仮称)姫路市情報公開・個人情報保護審査会条例の骨子(案)に係る
市民意見(
パブリック・
コメント)の募集について
質問 13時36分
◆問
本市では、行政機関等匿名加工情報の提供制度は、現在のところ実施しないとのことであるが、今後はどのように考えているのか。
◎答
当該制度の開始時点において、都道府県及び指定都市以外の地方自治体では任意実施とされているが、今後は中核市以下にも拡大されていく可能性があり、その実施に備えて取り組んでいく必要があると考えている。
◆問
今後の
スケジュールについて、全国の他の自治体も同様なのか。
◎答
そのとおりである。
◆問
本市では、条例要配慮個人情報の規定を設けないとのことであるが、他都市はどうなのか。
また、当該規定を設ける必要があるのはどのような場合なのか。
◎答
一般的に考えられる要配慮個人情報は、法律で規定されているので、その地域特有の配慮すべき個人情報がある場合に規定を設けるものである。
他都市においても、現在は設ける予定がないところが大半である。
◆問
中央支所及び中央市民センターの移転等について、候補地に保健所が含まれている。
保健所は大
規模改修を控えているが問題はないのか。
◎答
既存施設の有効活用の観点から有力な移転先候補地であるが、現在の場所から1.5キロメートルほど東に位置しているので、他施設とのバランスや地域の声も聞きながら、早期に方向性を出したいと考えている。
◆問
イーグレひめじも候補地に入っているが、駐車料金の問題はないのか。
◎答
イーグレひめじの位置は最適であるが、駐車場の問題があるため、他の候補地と比較して、総合的に検討していきたい。
◆要望
市民の利便性を考え、しっかりと検討してもらいたい。
◆問
(仮称)姫路市個人情報の保護に関する法律施行条例の骨子(案)について、自治体間で異なる個人情報の取扱いを全国的に統一しようとするものと思うが、厳格に管理されていたものが緩和の方向となった場合、本市に影響はないのか。
◎答
新たな国の法律においても守るべき個人情報はしっかりと保護されている。
◆問
行政機関等匿名加工情報は、個人が特定できないよう個人情報を加工し、ビッグデータとして活用していこうという目的なのか。
◎答
そのとおりである。
◆問
行政機関等匿名加工情報の利用に関する手数料について、中核市では当面の間、提案募集の実施が任意とされているが、本市は義務化されるまで実施しないのか。
◎答
先行導入されている国や県の取組を注視しながら検討したいが、義務化を待つのではなく状況が整えば実施していくことになる。
◆問
行政機関等匿名加工情報について、匿名加工をするとしても、個人情報を扱っていることには変わりはない。当該業務に携わる職員には、しっかりとその認識をもってもらいたいが、職員研修はどのように考えているのか。
◎答
個人情報を扱う部署を対象に毎年研修を実施しているが、今後、当該情報を扱っていく過程においてしっかりと適切な研修を実施していきたい。
◆問
市民局の報告事項であるが、デジタル情報室とは関係はないのか。
◎答
連携して取り組んでいく必要がある。
◆問
匿名加工作業は誰が行うのか。
◎答
市が行う場合、外部委託する場合、どちらにしても個人情報の取扱いには明確なルールがあるため、それに基づいて行う。
◆問
どちらが作業するかまだ決まっていないということなのか。
◎答
現時点では導入予定がないので、先行する県や指定都市の状況を注視しながら慎重に検討していきたい。
◆問
当該情報はどのような場面で活用されるのか。
◎答
国民健康保険のデータを医療分野に活用できないかという思いはあるが、具体的にどのような分野で活用されるのかは分からない。
◆問
条例改正と自衛隊への名簿
情報提供との関係について説明してもらいたい。
◎答
自衛隊への名簿
情報提供は、自衛隊との協定書に基づいて提供しており、今回の条例改正とは関係はない。
◆要望
行政機関等匿名加工情報の提供も含め、個人情報の取扱いには十分な研修を実施し、
情報流出を防がれたい。また、提供情報が市民の暮らしに役立つような利用がされるようしっかりと取り組まれたい。
◆問
生涯学習大学校と好古学園大学校は、
新型コロナウイルス感染症の影響で入学者数が減っていたと思うが、現在はどうなのか。
◎答
生涯学習大学校は、定員1,790人に対して入学者数は1,480人、好古学園大学校は、定員430人に対して入学者数は392人になっている。
◆問
姫路市
パートナーシップ宣誓制度において、ケアマネジャーから
当該制度を聞き、申請に至った事例を仄聞している。医療機関等に対して啓発チラシを配布するとの報告はあったが、ケアマネジャーに対する広報もしてもらいたいが、どうか。
◎答
広報の必要性は十分に認識しており、様々な場所で広報・周知していきたいと考えている。
◆問
令和4年度は、
男女共同参画参画プラン2022の最終年度であり、新たなプランを策定してく節目の年でもある。
それぞれの施策の目標達成に向けて努力してもらいたいが、どうか。
◎答
新たな
男女共同参画プラン策定のため各局の理事が集まる推進本部会議において、本部長である副市長から働きかけを行うことで、市民局だけでなく全庁体制でしっかりと取り組んでいきたい。
◆問
審議会への女性委員登用率、女性の職員・管理職の配置状況は局によりばらつきがあるがどのように考えているのか。
◎答
審議会の女性委員の割合は、委員選定前の事前協議を活用し、女性委員の登用促進に向けてしっかりと取り組んでいきたいと考えている。
また、女性の職員・管理職についても総務局としっかりと連携しながら取り組みを進めていきたい。
市民局終了 14時07分
意見取りまとめ 14時08分
(1)付託議案審査について
・議案第57号及び議案第71号、以上2件については、については、いずれも全会一致で同意すべきものと決定。
(2)閉会中継続調査について
・別紙のとおり閉会中も継続調査すべきものと決定。
(3)
委員長報告について
・正副委員長に一任することに決定。
意見取りまとめ終了 14時11分
【
予算決算委員会厚生分科会の意見とりまとめ】
正副委員長退任挨拶 14時13分
閉会 14時14分...